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森林内のバイオエアロゾルと生態系への影響評価


概要

バイオエアロゾルは、気象要因と関連して非常に動的に拡散し、我々の健康や生態系に大きな影響を与えていますが、季節変化に富み、バイオエアロゾルの変化も大きいと思われる落葉広葉樹林での長期的な観測・研究はこれまで行われてきませんでした。また長期観察例がないために、長距離輸送されてくるバイオエアロゾルが与える影響も評価できていませんでした。

そこで季節変化やそれに応じた動植物の変化がバイオエアロゾルにどのように反映されるのか、また長距離輸送されてくる外部からのバイオエアロゾルが森林内部にどのような影響を与えるのかを連続的に評価するため、苫小牧研究林でバイオエアロゾルの採取と遺伝子解析・顕微鏡観察を行っています。また周辺環境からのリファレンスDNA、動植物の個体数変化などと比較することで、バイオエアロゾルを介した森林生態系のダイナミックな生物間相互作用を明らかにしていきます。

​​フィールド

苫小牧研究林をはじめとする北海道大学の研究林など

関連した成果​

  1. 大気中の花粉濃度の変化:関東で花粉症の多い2−5月に東京で実施。様々な種類の花粉が大気で運ばれ、季節変化をしていることを示した。

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